アンノウンアジア2022

出展記録

出展記録

 

展示会の概要



展示会名称UNKNOWN ASIA 2022
アンノウンアジア 2022
会期2022年10月14日(金)~16日(日)
会場グランフロント大阪 北館B2F
ナレッジキャピタル コングレ コンベンションセンター
主催UNKNOWN ASIA 実行委員会
802MEDIAWORKS
共催digmeout、FM802、FMCOCOLO、
ASIAN CREATIVE NETWORK、Skelton Crew Studio
特別協賛紀陽銀行
オフィシャルスポンサー HOMES、大阪成蹊大学、WAREHOUSE & CO.、MEIBC、BUCKSKIN、
サンクラール、UNKOCHAN FURNITURE STORE、ダイビル、FESTIVAL CITY、
DOJIMA CROSSWALK、FANFAN、イープラス、ダスキンレントオール、
他、協力会社13社。
表彰 グランプリ(1点)、スポンサー賞(13点)、審査員賞(12点)
レビュアー賞(158点)、オーディエンス賞(1点)
出展分野 ファインアート、イラスト、グラフィック、写真、
インスタレーション、モーショングラフィック、パフォーマンス、
書道、陶芸、ファッション等
出展アーチスト約120組(スポンサー出展ブースを除く)
覧内イベント特設ステージでの表彰式ならびにトークイベント、etc.
入場者数10,118名(2022年 主催者公表)
出展ブースC-10、佐治足康(SAZI Tariyasu)、フォトグラフィー

UNKNOWN ASIA 2022 公式出展者紹介

出展までの経緯

UNKNOWN ASIA との出会い

 昨年(2021年)知り合いにUNKNOWN ASIAに出展した方がおられたので見に行った。 初めて行ったアートフェア。思いのほか写真としてのブースが少ないことに ショックを受けた。写真を素材としたファインアート系の作品は多いのに。 この頃ちょうど自分の三回目の個展をやっていたのが、 来年はコレに出すのもアリだな、と思うようになった。

早期エントリーのススメ

 年が明け、UNKNOWN ASIAのHPをチェックし始める。開催アナウンスが出て スケジュールが発表された。出展する気だけは満々だったので、 出展料割引(25% off)の権利を得られる早期エントリーを済ませた。 このアートフェアには審査があるので、 これで即出展決定というわけではないけれど。

ポートフォリオレビューのススメ

 改めて展示内容を考える。限られた展示ブースにこれまでの作品を 網羅的に出すよりも、ある程度絞りこんだほうがいいのではないかと迷っていたら、 幸い主催者事務局直々にオンラインでのポートフォリオレビューを 実施してくれるというので申し込んでみた。 モチーフの異なる三作品でレビューしていただき、 出展の際のポイントに限らず、自分の作品の特徴や 今後の方向性など、細やかなアドバイスをいただいた。 これは出展内容を固めるうえで直接に役立った。 エントリーの有無に関わらずレビューしてくれるし、 他の方のレビューを見学することもできる。 自分の作品を客観的に観てもらえるという点で、 何かと迷いのある方は是非一度レビューを受けてみることをおススメする。

作品準備と展示コンセプト

作品準備

 基本的に、昨年の個展で展示した作品をそのまま使う方針でいたが、 新作がひとつもないというのもアレなので、今年(2022年)撮影の 作品の2点追加した。業者にデータ入稿し、プリントと木製パネルの 仕上がりを待つ。

コンセプト付け

 作品の展示モチーフも絞られたし、これを機会に 現代アートには必須とされているらしいコンセプト付けを 明確にしてみることにした。 2015年から「キセキのヒコーキ」と名付けた作品シリーズを展開していたが、 そろそろ被写体のヒコーキから脱却した上位概念を持っておきたかったのだ。 1年ほど前から温めていたコンセプト/コトバについて、 信頼できる数名の方へヒアリングして大きな齟齬のないことを確認し、 昨年個展をしたギャラリーでの小展示で予行演習し、 「決定的非瞬間」(けっていてきひしゅんかん、The Decisive Accum-Moments) というコトバを確定させた。 その説明については搬入前日まで練り込み、一枚のパネルの形で展示した。


搬入と会場設営

搬入

 大型作品(B0版)が2枚あったので搬入出には自家用車を使った。 事前申し込みが必要。宅配便による送付ももちろん可能だ。 指定の時刻に荷捌き場に荷物を下ろし、車は別の駐車場に停めた後、 徒歩で会場に戻る形になる。9:00から設営開始。

設営

 いちおう一人でも設営できるように諸々準備はしたつもりだが、 やっぱり誰か手伝ってもらえる方がいるほうが何かと安心。 実際、設営時に予想外の小さなトラブルもあって、これが一人だと 無駄に時間を使ってしまっていたに違いない。 展示全体に影響を及ぼしてしまう細かい仕上げなど、 自分とは別の眼で観てチェックしてもらえることも大きい。

 今回、無理を言って搬入を手伝っていただきました Y様、 ありがとうございました。ホントに助かりました。


搬入日にVIPプレビュー

 搬入設営の当日15:00からVIPプレビュー。受賞はなりませんでしたが、 以下の スポンサー様 審査員様 レビュアー様 から「いいね!」(RECOMMENDATION)を頂きました。ありがとうございました。
※時系列=左上から下へ
頂いた いいね ステッカー(16枚)

 滝本章雄 様   田口 健 様   中川 悠 様   秀雅(ひでまさ)様 
 田渕健一 様   吉見梨恵 様   大口岳人 様   井上雅也 様 
 松井浩子 様   林 容 様   ヤマグチタカシ 様   那須由喜美 様 
 MEBIC 様   岸田吉哲 様   ゴトウシュウ 様   ダイビル 様 

会期を楽しむ

二日目、三日目

 翌日からは一般来場で、 事前に無料招待状をお送りした知人・親類縁者をはじめ、 幅広い層のお客様にブースにお越しいただいた。 ときおり自分の作品を不思議そうに見入ってくださる お客様もおられたし、 作品の説明や制作小話を熱心に聞いて下さる方も少なくなかった。
 最終日にもなると 出展者同士の交流を楽しむ余裕も出てくる。 ご近所のブースの方々と作品制作の苦労話や 出展そのものに関する話題で盛り上がったり、 注目していた作家さんのブースに足を運んでみたり、 自分のブースに足を運んでいただいたり。 アートの世界はとても広いので、 こうして異分野同士で刺激を受けあえる機会は とっても貴重だ。

展示作品一覧

UNKNOWN ASIA 2022(アンノウンアジア2022) 出展作品より (開く)
※作品販売もしております。(詳細)→

閉会、撤収

 閉会時刻となりお客様が全退出してから作業開始OKのアナウンスが出る。 バックヤードに保管させてもらっていた脚立や梱包材を ブースまで持ってきてひとりで撤収作業開始。 小物を片付けて作品を降ろす。搬入とは逆の手順。 自前の脚立で気兼ねなく作業が進む。大型作品の梱包にも慣れてきた。 ピクチャーレール代わりに使っていたS字フックと共に 吊り下げワイヤーをとり外して作業終了。 搬入の苦労に比べて搬出はあっという間に済んでしまう。 いつものことだが、何もなくなった壁面に 自分の作品が飾られていたことが もう遠い過去だったような気分になるのが不思議だ。 荷物をまとめて一昨日の荷捌き場へ運び込む。


 指定の搬出時刻が近づいてきたので車を停めてある駐車場へ向かう。 会場ではもうブース壁の解体撤去が進んでいる。手早いプロの仕事。

 会場出口には、UNKNOWN ASIA のプロデューサーで オンラインポートフォリオレビューからお世話になっていた T様とI様のお二人が出展者のお見送りに立っておられた。 御礼の挨拶を申し上げ、名刺交換させていただいた。 最後の最後まで出展者に対する敬意を払ってらっしゃることに感激しつつ、 小走りに駐車場へ向かう。

 幅1がメートルある作品を二枚、小さい車に押し込んで、 1時間ほどの道のりで自宅に到着。荷物を下ろして家へ運び込む。

 これで 私の UNKNOWN ASIA 2022 出展は無事完了した。

展示が終わって

リアクション (2022/11/13 現在)

 ・作品販売 2点、2名様(発送済み)
 ・展示オファー 3件(決定)

感想

・今回初めての大型アート展出展ということで、 手慣れた写真ギャラリーでの展示とは全く違った感触を得た。
・とにかく来場者の数に圧倒された。約1万人。 それまでに自分の作品を観て頂いた方の 10倍はこの展示だけでお会いしたことになる。
・ギャラリーやアーチスト以外の 出版社・ホテル・百貨店・印刷会社など、 普段の活動では機会のない各種企業様の方々と お会いし、名刺交換していただく機会が持てた。
・「これって写真ですよね?」 という、 写真ギャラリーでは決して出ることのない 質問を十名くらいの方から受けた。 出展者の大半はイラスト系なのでこういうことになるようだ。
・「決定的非瞬間」の説明パネルに興味をもっていただいた方も数名。 およそ展示会でちゃんとテキストを読んでもらえることは少ないので ありがたいことだ。勇気を持って新コンセプトを提示したのはよかった。
・ご来場者に小さなお子様と一緒のご家族連れが多かったのが印象的だった。 お土産用の小物グッズ(ヒコーキ型クリップ)はウケたみたいだ。

※展示は終わったが、私の UNKNOWN ASIA 2022 はまだつづく...。 → UNKNOWN ASIA EXTRA 2022 出展記録


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佐治 足康(さじたりやす/SAZI Tariyasu)   sazittarius@mbr.nifty.com