キセキのヒコーキ ※最終更新日:2024/04/16

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ご案内

 このたびはナダール京都/大山崎 「めざせ個展/京都_2024」 にご来場いただきありがとうございます。
 本サイトでは、出展作家 佐治足康(さじたりやす)の 展示作品を紹介/解説しています。
 ※各作品のタイトル/キャプションもここでご覧いただけます。

めざせ個展:ナダール京都大山崎:2024/04/16~28

★ 会場:ナダール京都/大山崎、阪急大山崎駅より徒歩12分、JR山崎駅より徒歩14分
★ 開催日:2024/04/16(火)~28(日)(各日 11:00~18:00、最終日は~16:00)
※ なお、休廊日があります:04/21(日)および 22(月)(ご来廊日にご注意ください)

展示作品の説明/解説

「 ITM 八景 」(いたみ はっけい) ------ キセキのヒコーキ 3.3

 伊丹空港(大阪国際空港、IATA空港コード = ITM)を離着陸する 飛行機を空港近郊から撮影したものを中心に8点展示します。

「キセキのヒコーキ」が離着陸時に織りなす幾何学的、カオス的な 飛行経路の記録を展示レイアウトの工夫も含めてお楽しみください。



※タテ1800mm、ヨコ1200mmの壁面に8枚の作品を展示しています。
※まず左上から右下へ(1~4)、つづいて左下から右上へ(5~8)の順にご覧いただければと思います。
entry 作品 タイトル 被写体の説明 キャプション 合成枚数/撮影日
(作品IDとして)
撮影地/撮影日時
旋回待機 関東方面からのヒコーキ5機分が
ウェイポイント「MIRAI」で
着陸の順番を
旋回しながら待待っている。
 着陸ラッシュの伊丹空港の手前約50km。
 「Hold over East of MIRAI」の指示のあと
 大きく旋回飛行しながら管制官の次の指示を待つ
 3646/190606    奈良県橿原市(Kashiwara)
2019/06/06、19:49~20:30   
誘導着陸 右下に見える伊丹空港(ITM)に向かって
ヒコーキが次々と着陸していく。
ほとんど同じところを飛んでいるのは
電波誘導(ILS)のため。
 乗客、パイロット、地上の管制官。
 ひとびとの想いが 小さな灯りの瞬きとともに
 いろどりの滑走路に舞い降りていく
 6785/210411    大阪府八尾市 (Yao)
2021/04/11、19:18~20:33   
" W " 約30km先から
ヘッドライトを照らしたヒコーキが
こちらへ向かってゆっくり降りてくる。
離陸機はあっという間に上昇し、
右上へと消えていく。
 みんな、誰かが待っている。
 夜空を飛び、舞い降りる多くの想いが
 今夜はこんな形になった
 8120/230120    兵庫県宝塚市(Takarazuka)
2023/01/20、19:24~20:54   
 いろどりの滑走路  滑走路の定期点検で
灯火が明るく光っている。
※PAPI に注目!
 地上設備の総点検が月に一度実施される。
 すべての灯火が最大にまで明るくなって
 ヒコーキを愛する仲間はこれを「火祭り」と讃える  
 1455/190226    兵庫県宝塚市(Takarazuka)
2019/02/26、20:52~21:12   
 旅立ち    ITMを離陸したヒコーキは
すぐに左へ大きく旋回し、
いったん南へ向かう。
 ターミナルビル越しに離陸機が見える。
 いまから旅立とうとする あなた ももうすぐ
 このキセキを紡ぎだすひとりになるのだ
 7297/240314    大阪府豊中市(Toyonaka)
2024/03/14、19:11~20:32   
パワフルネス   離陸直後のヒコーキは
大きな左旋回の前に
なるべく高く上昇する。
 エンジン全開で離陸していくヒコーキたち。
 轟音と共に夜空に放たれたエネルギーが
 まぶしい光の束を太く編み上げていく
 3464/160419   大阪府池田市(Ikeda)
2016/04/19、19:34~20:15   
What Is
Your
Destination ?   
いったん離陸したヒコーキは
その状況に応じて
最適なコースを飛行する。
だから、そのキセキはカオス的。
 ITMを離陸したヒコーキはここで東西に分岐する。
 カオスなキセキを残したヒコーキが
 それぞれの目的地へ向かって飛んでいく
 5839/230119    兵庫県宝塚市(Takarazuka)
2023/01/19、19:35~20:40  
 満月トランジット    月を横切るヒコーキは
狙って撮ることもあるが
偶然撮れることもある。
 かすかなプロペラ音に望遠レンズを向けた。
 高く青白く光る月面を横切ったあのヒコーキは
 きっと、冬の訪れの早いあの北の街へ飛んでいくのだろう  
 1/221109    大阪府枚方市(Hirakata)
2022/11/09、20:04  
※合成していない単写真  

撮影手法 --- 「キセキのヒコーキ」とは

 夜空の写真を数千から一万枚以上撮影し、 それらを1枚にデジタル合成(比較明合成)することで光跡が「点線状」に記録される。
 ヒトの視覚特性によりその点線は動きのある軌跡として感受され、 従来の長秒撮影法による光跡写真とは全く違う効果を持つようになる。
 この手法により飛行機の軌跡を撮影した作品を 「キセキのヒコーキ」と名付けてシリーズ化し、 2015年頃より取り組みを続けている。
※説明動画もあります → 飛行機の見えないヒコーキの写真を撮る方法(Facebook動画、約2分20秒、音声あり)

本展への意気込みなど

★個展にかける想い

 夜空を行く飛行機の軌跡を撮影した「キセキのヒコーキ」への取り組みも もうすぐ10年になろうとしています。
ここでひとつのマイルストーンとして 「キセキのヒコーキ」の面白さをお伝えし、 その世界観を感じていただければと思います。 本展は個展に向けた予告編となります。

★展示作品について:「 ITM 八景 」(いたみ はっけい)

伊丹空港(大阪国際空港、IATA空港コード = ITM)を離着陸する 飛行機を空港近郊から撮影したものを中心に8点展示します。
ヒコーキが離着陸時に織りなす幾何学的、カオス的な 飛行経路の記録を展示レイアウトの工夫も含めてお楽しみください。

★見に来て頂くお客様へのメッセージ

 多くのお客さんが乗るヒコーキには、 機上のパイロットやキャビンアテンダントだけでなく、 そのヒコーキを安全に飛ばせ安心して乗れるようにしている 管制官や地上スタッフ達も関わっています。
作品の中の“キセキ”を構成している小さな光の一つ一つに そうした多くの人々の想いを感じとっていただけるならば、 作家望外の喜びであります。

★HPやSNS等

  ・HP 「キセキのヒコーキ」
  ・Ⅹ(twitter)
  ・Instagram
  ・Facebook

自己紹介

佐治 足康(さじたりやす/SAZI Tariyasu)作家近影

作家名: 佐治 足康(さじたりやす/SAZI Tariyasu)
略歴:  丙午(ひのえうま)の射手座生まれ(Birth: Sagittarius in 1966)
小学5年生の頃、父からカメラを譲り受け、最初に撮ったものは国鉄の電車。
2015年頃、「キセキのヒコーキ」に目覚める。
主な展示:
2017年 6月  初展示「キセキのヒコーキ」(ニコンプラザ大阪、PhotoSquare)初個展
2018年 6月  大阪写真月間 写真家150人の一坪展(以降、毎年出展)
2021年12月  ギャラリー・晴れ(展示バカ2021)
2022年 8月  ナダール/京都・大山崎(クラファン企画・トイレギャラリー)
2022年 9月  ナダール/東京・南青山(ポスターサイズ写真展)
2022年11月  (アート展) UNKNOWN ASIA EXTRA 2022(大阪中之島 ダイビル本館)
2023年 7月  ナダール/京都・大山崎(Tシャツ展)
2023年10月  (アート展) ダ・ヴィンチとの共鳴(フランス、クロ・リュセ城)初の海外出展
2024年 3月  出展通算 100回を達成(たかつきギャラリーR、やちょーさん#03)
2024年 4月 「めざせ個展/京都_2024」出展(本展示、通算102回目)
 ※他、大阪近郊の写真ギャラリーを中心に企画展出展多数。


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佐治 足康(さじたりやす/SAZI Tariyasu)   sazittarius@mbr.nifty.com