ダ・ヴィンチとの共鳴2023

出展記録

出展記録

 

展示会の概要

展示会名称ダ・ヴィンチとの共鳴
会期2023年10月18日(水)~20日(金)(後期日程)
会場フランス・ロワール、クロ・リュセ城 (*)
レオナルド・ダ・ヴィンチパーク内、Halle Eiffel
主催 株式会社クオリアート
出展分野 ファインアート、イラスト、グラフィック、写真、
インスタレーション、書道、陶芸、ファッション等
出展アーチスト約160組(前期/後期合わせて)
覧内イベントレセプション、etc.
出展ブースSAZI Tariyasu、photographie
(*)同社による過去の本会場での展示 →

出展までの経緯

UNKNOWN ASIA 2022での出会い

 出展からちょうど1年前となる昨年(2022年)、 大阪で開催されたアート展 UNKNOWN ASIAに出展し、 UNKNOWN ASIA EXTRA 2022にも選出された。 そこでお会いした数十社のうちのひとつ、 株式会社クオリアート様 から後日、本展示についてのご案内をメールで頂いたのが始まりだ。

小さな決断、大きな飛躍

 アート業界のことはほとんどわからないので迷ったが、 いい機会だと思うし、メールの応対は丁寧だし、 会社のHPもちゃんとしているし実際に会社を訪れてみても 何か問題があるわけでもなく、 思い切って出展を申し込んだ。一見高そうに見える費用も それを全部自分でやってみることを考えると、決して安いとは言わないけれど リーズナブルだと結論付けた由。 また、出展に際してツアーの設定があることも知った。 もちろん別料金だし、出展費用よりも大きな金額ではあったが、 内容は問題なさそうだし、せっかくのチャンスなのでこちらも 思い切って申し込んだ(8月下旬)。

作品準備と搬入

 実際に作品をご覧になり連絡を頂いた担当者様のご意見もあり、出展作品を決めた。 輸送、通関、搬入などは全て主催者側で全部やってもらえるのでこちらは作品を送るだけ。 サイズにあったパネル(B2版)を作成し、主催者に送ったのは6月中旬、開催の約4か月前。

ツアーと展示会場について

出発

 日本からのツアー(2023/10/15(日)~21(土)、機中2泊)で参加者は約30名。 出展作家(20名)以外にも親子やご家族連れで参加されていた方もおられた。  大阪(KIX)発と東京(HND)発(ほぼ半々、B777)のメンバーがドバイ(DBX)で合流。 そこから2階建ての飛行機(A380)に乗ってパリ(CDG)ヘ向かった(帰路も同じコース)。 初めての総二階建ての飛行機だったが、一階席のエコノミーに着席してしまうと 別に普通のB777とかと変わらないのは公然の秘密。

フランス到着

 パリ到着は午後早くだったのでホテルのチェックインまでパリ市内のバスツアー。 有名観光地をまわりつつ、ロケハンも兼ねる。空を見上げると飛行機雲が 縦横に流れている。これは日本では見られない空の風景にその夜の撮影への 期待も膨らむ。この日は天気がよかったが撮影は夜遅くとなったので1時間ほどしか できなかった。それでも今回のツアーの目標のひとつである 初の海外遠征撮影は達成できた(詳細は後ほど)。

ロワールへ(フランス二日目)

   翌日、昼前にパリを出発し、バスに揺られること約3時間(休憩込み)、 ホテル着。本日会場は設営日。 明日はいよいよ展示会場へ。 い!)見学後、いよいよ展示会場へ。

展示会場へ(フランス三日目)

 小雨の中、近辺の古城(シュノンソー城、アンボワーズ城)をめぐり、 洞窟レストランで昼食の後、目的地のクロ・リュセ城に着いた。 城内の展示はどこも素晴らしく、 500年以上前にダ・ヴィンチがここにいたのだという臨場感を味わう。 歴史的建造物を訪れるたびに感じるこの感覚もここではひとしおだった。
 展示会場はこのクロ・リュセ城に付設の その名もずばり「レオナルド・ダ・ヴィンチパーク」内にあり、 ダ・ヴィンチの設計図に基づいて作られたヘリコプターの模型 (ページ冒頭の写真)を動かしてみたり、ダ・ヴィンチ設計の 木造橋を実際に歩いて渡ってみたりしつつ、 Halle Eiffel(エッフェル ホール程の意?)に到着。


「ダ・ヴィンチとの共鳴」展

自分の作品を説明する

 1時間ほどの開会式の後、内覧会となった。 もちろん、ちゃんと通訳の方がいらっしゃるのはわかっていたが、それでも できればフランス語で、ないしは英語で自分の作品の説明することを 今回のツアーの目標のひとつにしていた。 付け焼刃とはいえ、スマホアプリ(Duolingo)、 Google翻訳、YouTube、etc. で 二ヶ月勉強して、なんとか最低限の準備はした(つもり)。 足りないのは分かっているが、それ以上に現場での度胸が大事だってことも 知っているので、現地で外国語を口走るのを楽しむことにした。

=====


「とにかくいっぱい撮って、んでもって、1枚の画にするわけです...」
(一般のご来場者に英語で挑戦中)


「...で、1枚に合成すると...」(フランス語で挑戦中) ※左は通訳の方


・左のご婦人は トゥール市観光局長のクリスティーヌ=フォーケ様
・右の紳士は クロ・リュセ城ご当主のフランソワ=サン=ブリ様
※この段落の写真は主催社様からご提供いただきました。

=====

 展示会場にいられたのは3時間半ほどで、そのうち1時間はレセプションだったし、 他の方々の作品も見たかったので、在廊としてはちょっと慌ただしい感じだった。 それでも、ご来賓の方に自分の作品を説明する機会も頂け、 たいへん濃密な時間となり、貴重な体験となった。

 このあとのお食事会(ルネサンス期の貴族のごちそうを再現したもの。本ツアーの 売りのひとつ)では出展者同士で交流も深められた。 アートの世界はとてつもなく広いので、こうして異分野同士で刺激を受けあえるのも またツアーの良さだ。

パリでの過ごし方

パリ観光バスツアーでロケハン

 フランスへの入出国はパリ(CDG)となる。 今回のツアーではパリ到着日にバスツアーであったが、 フリータイムも帰国日前日の午後と帰国日の朝に あったが、ちょっとした隙間時間もうまく使いたいところ。

海外初撮影

 パリ到着の夜、天気も悪くなく、撮影できる時間が少し取れたので、 ホテルの近くで撮れるところを探した。幸い、すぐ近くの 新凱旋門()の大階段からCDG方面に飛んでいるヒコーキが見えた。 とりあえず、 ココで撮ったということが分かるように超広角で撮ってみた。 作品公開はまたの機会に。

パリの朝

 フランス入国二日目、パリ最初の朝、ホテルの窓から日の出が見えたのですぐ近くの 新凱旋門へ向かう。宿泊相部屋だったTさんもやってきて、 いい感じで立ってくれたので撮らせてもらった。 普段、ポートレートは撮らないけれど、こういう時間も逃したくないものだ。

この日はパリ市内で昼食後、展示会場のロワールへ出発(前述)。

現代写真美術館(ジュ・ド・ポーム)

 ロワールでの展示からパリへ戻り、  翌日はフランス出国となる日、ルーブル美術館のすぐ隣にある この写真専門美術館に行ってみた。

撮影(2回目)

 夕方から雲が広がってきて、 シャンゼリゼ通りで早めに軽く夕食を取って、 エッフェル塔に向かう途中で雨が降りだした。 撮影は次の機会となったが、 近辺を歩いてロケハン。 これがきっと次に役に立つ。今度来るときは撮ってやるぞ。

飛行機内の過ごし方

エミレーツ航空(ドバイ経由)

 評判通りのサービスの良さ。文句なし。特に急がずに旅を楽しむならおススメ。

基本的な過ごし方

 体調を万全にしておくと、機内食をしっかり楽しめる。

 映画を観たりゲームをする人も多いようだが、私は鉄道以外の乗り物で モノを読むとあっという間に酔ってしまうタイプなので、 音楽を聴くことにしている。帰りの便で適当にフランス音楽を 選んで聴く。ときどき分かるフレーズが出てくるのは楽しい。

機上の人として

 いつもは地上から撮っているヒコーキのそのなかに今はいる。 自分が被写体になっているはずなのだが実感がない。

帰国後

リアクション (2023/11/23 現在)

(1)帰国後、地元の情報誌に掲載されたと主催社よりお知らせ頂いた。 記事は単に展示最終日の案内なのだが、ここに掲載していただけたのは 大変ありがたいことだ。


(2)また、トゥール在住の英国人プロフォトグラファーの方からSNSでメッセージを頂いた。 古城ツアーも兼ねた写真教室などもやってらっしゃるようだ。 → photographfrance.com

フランス語の勉強 雑感

自分の仕事を説明できること

多少コトバが無茶苦茶でも向こうはちゃんと 分かろうと努力してくれるので、 こちらも諦めずに少しでも分かってもらおうと頑張る。 自分のことを 別々のひとに話すから 話すことは一つでいいのだ。 最低限の準備はしておくことを強くお勧めする。

話す→聞く→書く→読む、の同時並行

※適当に思いついたことを書いたメモでよければこちらを → フランス語の勉強で感じたこと/感じていること。


トップページ(キセキのヒコーキ)へ戻る

佐治 足康(さじたりやす/SAZI Tariyasu)   sazittarius@mbr.nifty.com